ハンドボールとは?歴史やその魅力について解説!

あなたはハンドボールというスポーツをご存知でしょうか?

ハンドボールはサッカーから派生したスポーツと言われており、日本での知名度は今いちではありますが、実はオリンピックの種目にも選ばれているスポーツで、世界的には高い知名度があります。

今回は、そんなハンドボールの歴史や魅力についてご紹介していきたいと思います。

ハンドボールとはどんなスポーツか?

まずはハンドボールがどんなスポーツなのかについて解説していきたいと思います。

ハンドボールを簡単に説明するなら、「サッカーとバスケットボールを合わせたようなスポーツ」と例えるのがいいでしょう。

ハンドボールは主に屋内でおこなうスポーツで、1チーム7人まで同時に参加でき、相手のゴールにボールを入れることで得点を競います。

ハンドボールのゴールはサッカーのゴールと同じような形ですが、大きさは高さ2m、横幅3mと小さめになっています。

そして、ハンドボールはその名の通り「手を使う球技」ですので、プレイヤーはサッカーのように足でボールをドリブルしたりシュートしたりするのではなく、バスケットのように手でドリブルをし、ゴールにボールを投げるという形でシュートをおこないます。

ハンドボールは日本ではまだまだ知名度が低いスポーツではありますが、ヨーロッパなどの地域ではサッカー並の人気を誇るスポーツとして有名です。

ハンドボールの歴史とは?

  • 約4000年前のエジプトの壁画にハンドボールらしき球技の様子が描かれていた
  • ローマでおこなわれていた「パルパスツム」や「カルシオ」と言った遊びが元になっている

などなど、ハンドボールの起源には諸説ありますが、現代の形に沿ったハンドボールが始まったのは19世紀末のデンマークであるという説が有力なようです。

1897年頃、デンマークにはイギリス留学から帰国したラスムス・エアントスさんという方がおりました。

ラスムスさんは留学を終えデンマークに帰国した後、デンマークのフュン島の東部にあるニューボーに教育実習生として赴任するのですが、そこでイギリス留学で知ったサッカーを子供達に教えます。

しかし、ある日サッカーをしていた子供が誤って学校の窓ガラスを割ってしまい、その事がきっかけでサッカーは禁止されてしまいます。

そこでラスムスさんは「手でボールを使う競技なら足でボールを扱うサッカーに比べて、より安全で正確なプレーができ、事故も減るのではないか?」と考え、校長先生に相談して許可を取り付けました。

この「手でおこなうサッカー」がハンドボールの起源ではないかと言われています。

その後1906年になると、ラスムスさんの指導教官であったホルガー・ニールセンさんによって

  • 1チーム16人
  • 競技場は縦50m、横30m
  • ゴールエリアは縦4m、横7m
  • ゴールの大きさは高さ2m、横幅3m

というルールが制定され、デンマークの屋内競技として普及していったようです。

そしてこれが他の諸国にも広がっていき、現在の7人制ハンドボールになったと言われています。

ハンドボールの魅力とは?

次は、ハンドボールの魅力についてご紹介していきたいと思います。

1:スピーディな試合展開

ハンドボールでは

  • プレイヤーのボールの保持は3秒まで
  • ボールを持って移動出来るのは3歩まで
    • という制限が設けられています。

      そのため、試合中はボールが目まぐるしくコート内を飛び交うため、試合展開が非常にスピーディです。

      サッカーや野球などの競技の場合、両チーム中々点が入らず見ていてやきもきしてしまうという事も多いと思いますが、ハンドボールは両チーム共にどんどんシュートして、どんどん得点を重ねていくので、見ていて飽きが来ないというのが魅力ですね。

      2:シュートに迫力があり、見応えがある

      シュート時の攻防もハンドボールの大きな魅力と言えるでしょう。

      ハンドボールのシュートというのは前述の通り、相手のゴールにボールを思いっきり投げつけるというものです。

      そのため、バスケットの弧を描くようなシュートには無いスピード感があり。迫力満点です。(速い選手では時速100km以上の球速になるんだとか。)

      加えて、シュート時は角度をつけるために選手がダイナミックに跳躍することも多いので、そうした点もハンドボールの魅力を引き上げていると言えます。

      さらに、そんなスピーディなシュートをキーパーが見事セーブした時の興奮も醍醐味の一つです。シュート時の駆け引きはハンドボールの大きな魅力の一つですね。

      3:選手同士の接触が激しい

      ハンドボールのルールでは、ディフェンス側は正面からのみ、相手選手に接触することが許されています。

      そのため、体を張ったディフェンスも日常茶飯事で、選手同士の激しい接触が多いため、ハンドボールは「球技の中の格闘技」、あるいは「空中の格闘技」と呼ばれることもあります。

      特にゴール際では激しい攻防が繰り広げられるので、手に汗握ることでしょう。

      4:誰でも始めやすい

      サッカーのような足を使うスポーツというのはやはり一朝一夕で技術を習得するのが難しいですが、ハンドボールは手を使ってのスポーツな上、主にパスを使ってボールを運ぶのが主体となるスポーツなので、誰でもすぐに始めることが出来るというのも魅力です。

      また、ハンドボールは必要な物も少なく、ボールとシューズ、そして動きやすい服装さえしていれば問題なくプレーすることが出来ます。金銭的にも安く済むのも嬉しいポイントですね。

      まとめ

      今回はハンドボールの歴史や魅力についてご紹介させていただきました。

      ハンドボールは日本での知名度こそまだ高くありませんが、見る分にも、実際にプレイする分にも十分に楽しめるスポーツです。

      あなたもぜひ一度、ハンドボールに触れてみてください!

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