スポーツのプロ選手と聞くと、とてもカッコ良くて稼いでいるイメージがありますよね?
プロ選手になれるのはほんの一握りと思っている人は多いかと思いますが、実はプロになれる可能性が比較的高いスポーツもあるのです。
また、プロの野球選手やサッカー選手など、人気スポーツのプロになると、年俸は1,000万円以上は当たり前で、一流選手になることができれば年俸1億円を超えることもあります。
しかし、実際はそのような大きな額の年俸をもらえるのはプロの中でも上位の数十人に過ぎず、プロになったからといって優雅に暮らしていくのは難しいといわれています。
この記事では、そんな「野球、サッカー、ゴルフのプロになれる確率とその年俸」について解説していきたいと思います。
野球、サッカー、ゴルフのプロ選手になれる確率
・野球=確率0.172%
日本における高校生や大学生、社会人野球などプロになれる資格を持っている競技人口は6万人以上とかなり多いのですが、実際にプロになれるのはほんの一握りの0.1%程度なのです。
しかし、もしもプロ契約を勝ち取ることができれば、何千万円という年俸を得ることができるので、非常に夢のあるスポーツであるといえます。
・サッカー=確率0.165%
サッカーに関しても、野球と同じくプロになれる資格を持っている競技人口は6万人以上ととても多いのですが、プロになれる確率は0.1%程度に過ぎません。
年俸については、野球と比べると低年俸になりますが、それでも一般人と比べればかなり夢のある金額を稼いでいます。
・ゴルフ=確率8.44%
ゴルフに関しては、野球やサッカーなどと比べるとプロになれる確率がかなり高いと感じられるかもしれませんが、プロになっても「ツアーに参加する資格」を得るためのトーナメント戦で上位に食い込まなければ翌年のツアーに参加することができません。
プロになることはできても、プロとしてプレーするのが至難の業であるのがゴルフというスポーツなのです。
プロ選手は高年俸?
2019年プロ野球の平均年俸は3,985万円、サッカーJリーグの平均年俸は3,504万円、プロゴルフの平均年収は800万円となっています。
ゴルフだけ金額が少ないのは、テレビで観るようなツアープロたちが1500万円以上稼いでいるのに対し、プロではあるけどツアーに出られないプロ(主にレッスンプロとして収入を得ている)は400万円~700万円程度であるからです。
更に、ツアープロになれたとしても、遠征費用や宿泊費用などの経費がかなり必要なので、実際に自分の懐に入る金額は結構少なくなってしまうのです。
しかし、一見野球やサッカーの方が圧倒的に稼いでいるように思えますが、野球は選手寿命が平均9年、サッカーの選手寿命は平均5年程度とかなり短いので、プロとしてトータルで稼げる金額は一般人が思っているほど高くはないのです。
その点、ゴルフというスポーツは40歳を超えても第一線で戦えるほど選手寿命の長いスポーツなので、プロとして稼ぐトータルの金額は野球やサッカーに負けないほどなのです。
スポーツ大国アメリカの平均年俸
スポーツと言えばアメリカですよね。
サッカーに関しては先進国ではありませんが、野球(アメリカではベースボール)やゴルフでは超一流の選手たちがゴロゴロいます。
そんなアメリカのプロ選手の平均年俸ですが、野球(ベースボール)が約4.4億円、サッカーが3,400万円、ゴルフが1億800万円となっています。
前記した通りサッカーは4大メジャースポーツ(NFL・MLB・NBA・NHL)と比べると人気の低いスポーツなので、年俸自体もかなり低くなっていますが、野球(ベースボール)とゴルフに関しては日本とは比べ物にならない大きな金額となっています。
まとめ
今回は、日本でも人気のある野球、サッカー、ゴルフという3つのスポーツのプロになれる確率や年俸や獲得賞金について解説してきました。
野球やサッカーと比べるとゴルフというスポーツがプロになれる確率が高いことがわかりましたが、ツアープロになれなければそれほど大きな金額を稼ぐことはできません。
しかし、野球やサッカーは大きい金額を稼げる代わりに、選手寿命は短く、ゴルフは圧倒的に選手寿命が長いのです。
どのスポーツも一長一短があることがお分かりいただけたかと思います。