皆さんスラムダンクという漫画を知っていますか?
おそらく30歳以上の日本人のほとんどが、「読んだことがある」もしくは「読んだことはないが人気の漫画だったことは知っている」と答えるはずです。
日本におけるバスケットボールというスポーツの知名度を、一気に押し上げる要因となった「スラムダンク」
20年以上前に連載終了したそのスラムダンクが、なぜか2020年の今になって再注目されているのです。
この記事では、そんな「スラムダンク再注目の理由」や「スラムダンクが現在の日本人の心に響く理由」について解説していきたいと思います。
中田敦彦のYouTube、田臥選手のインタビューなど、スラムダンクが再注目!
国内のシリーズ累計発行部数1億2000万部を誇る「スラムダンク」(正式名称はSLAM DANKという英語表記)は、1990年から1996年に少年ジャンプで連載されていました。
読者に大きな感動を与えたこの作品は、30代以上の多くの日本人の心に影響を与えました。
しかし、連載を終了した1996年からすでに24年経っています。
本来であれば、30代以上同士が漫画の話をした時に、「スラムダンクも面白かったよね」という会話がたまにあるかなという程度でしか思い起こされないはずです。
そんな過去の名作が、オリエンタルラジオの中田敦彦さんのYouTube番組「中田敦彦のYouTube大学」や、田臥選手のスラムダンク愛を語るインタビューなどによって再注目されているのです。
山王工業のモデルにもなった能代高校出身のスター選手である田臥選手がスラムダンクについて話す動画も貴重ですが、特にチャンネル登録者数200万人以上を誇る中田敦彦のYouTube大学で2本の動画を公開したことにより、スラムダンク愛が再燃した人たちが急増しています。
外出自粛期間が長く、家でYouTubeを観たり漫画を読んだりする機会が多いという背景もあるかもしれませんね。
見出し:新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の今だからこそスラムダンクが心に響く
スラムダンクには様々な名セリフが存在しますが、その一つ一つのセリフが、新型コロナウイルスの感染拡大によって非常事態宣言が出された現在の日本人の心に突き刺さるのです。
特に安西先生の「諦めたらそこで試合終了ですよ?」という名セリフや、三井寿の「おう俺は三井、あきらめの悪い男」などといった名セリフは、精神的に落ち込んでいる日本人を奮い立たせる力を持っています。
スラムダンクを読んだことがある(もしくはアニメを観たことがある)人であればわかるかと思いますが、スラムダンクに登場する主要キャラクター達の誰かしらに共感することができるのもスラムダンクの大きな魅力です。
1巻から読み進めていくことで、必ず自分自身が共感し、モチベーションを上げてくれるキャラクターに出会えるはずです。
スラムダンクのキャラクターには、実際のNBA選手がモデルになっているって知ってますか?
スラムダンクには、個性あふれるプレイヤーたちが登場しますが、そのプレイヤーのモデルとなるNBA選手がいるとされているのです。
例えば、
- 桜木花道=デニス・ロッドマン
- 流川楓=マイケル・ジョーダン
- 沢北栄治=アンファニー・ハーダウェイ
- 神宗一郎=レジー・ミラー
- 森重寛=シャキール・オニール
というように、身長や顔、髪型、リストバンド、ユニフォームのカラー、背番号といった類似点が結構あったりして、1990年代のNBAを知る人ならば「シュートフォームもそっくり」と唸るほどです。
特に主人公の桜木花道のモデルとなったデニス・ロッドマンは、リバウンドマシーンとして有名で、破天荒な性格やガッツあふれる諦めないプレイなど、まさに桜木花道といったプレイヤーなのです。
まとめ
20年以上も前に連載終了した「スラムダンク」が、2020年の今になって再注目されているのは、bリーグのスター選手である田臥選手がスラムダンクについて語っていたり、中田敦彦のYouTube大学で2本の動画を公開したからといえるかもしれません。
新型コロナウイルスの影響によって誰もが家にいる時間がとても多いかと思いますが、この機会にぜひ勇気と感動を与えてくれるスラムダンクを、一気読みしてみてはいかがでしょうか?