サッカーで「首振り」が大事と言われている理由と有名な首振りの多い選手

海外のサッカーや日本代表の試合、Jリーグなどを観ていると解説者などからたまに出てくる「よく首振りしている選手ですね」という類のコメント。

皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

実際に首振りの行為だけに着目してサッカーの試合を観ていると、驚くほどどの選手も首を振っていることが分かります。

サッカーを経験したことがある人ならば、「首振り」がいかに重要で、いかに難しいプレーなのかは知っているかと思います。

この記事では、そんな「サッカーの首振りが大事な理由」と「首振りが多い選手」について解説していきたいと思います。

サッカーの試合で首振りを頻繁にする理由

プロのサッカーの試合は1試合90分+アディショナルタイムですが、実際に1人の選手がボールに触れている時間は1分程度と言われています。

「え?たったそれだけ?」と思う人も多いかと思いますが、どの選手もそれほど違いなくだいたいが1分程度なのです。

その1分間で違いを見せられるかどうかが良い選手の条件になるわけです。

相手を置き去りにするドリブル、味方にピタリと合わすパス、ゴールネットを揺らす威力あるシュート。

そんな選手としてのストロングポイントも、「首振り」がなければ披露することはできません。

そう、首振りは「自分がボールに触れる時間を長くしてくれる最高のテクニックなのです。

サッカー選手が実際に首振りをして何を確認しているのかというと、「自分の横や後ろの状況の確認」をしているのです。

実際に首振りをしているのは、ほんの1秒にも満たない時間ですが、その短い時間で敵と味方がどこにいるのかを把握しています。

更に、超一流と言われる選手になると、首振りの回数も多く、敵と味方の位置だけではなく、「次にどのような動きをするのか」というところまで把握することもあるのです。

上手に首振りを活用すれば、まるでピッチを上空から見ているかのように(テレビでサッカー観戦しているような感覚で)プレーすることができるので、的確でよりゴールに結びつく確率の高いプレーができます。

実際には味方からパスをもらう数秒の間にこの首振りを行わなければなりませんし、数メートル以内に相手プレイヤーがいるハイプレッシャーの中で行わなければなりません。

言葉では簡単そうに思えますが、実際に首振りを頻繁にしながらプレーするのは至難の業なのです。

サッカーの試合中に首振りを多くする選手

それでは、一般的に知名度があって首振りを多くする選手を挙げてみましょう。

  • リオネル・メッシ(FCバルセロナ)
  • シャビ・エルナンデス(現役引退)
  • アンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)
  • 久保建英(レアルマドリード)
  • 中村憲剛(川崎フロンターレ)

サッカーを知らない人でも1人、2人は知っているのではないでしょうか?

特に、世界最高のサッカー選手と呼ばれるFCバルセロナのリオネル・メッシ選手や、今後日本サッカーを10年以上も背負って立つと言われているレアルマドリードの久保建英選手のプレーはぜひ観るべきです。

彼らのような超一流の選手のプレーは、どうしても派手なドリブルやシュートなどに目がいきがちですが、首振りに注目して観戦してみるのも面白いかもしれません。

ちなみに、首振りというテクニックにおいて圧倒的ナンバーワンのシャビ・エルナンデスは、1試合に約550回首振りをしていたと言われています。

1分間に換算すると6回も首振りしているわけです。

このレベルでプレーできる選手であれば、まるでサッカーの試合をテレビで観ているような感覚でプレーできるのではないでしょうか。

まとめ

今回は、サッカーの試合中に良く使う「首振り」について解説しました。

試合中に首振りを行うことで、敵や味方の位置を確認したり、次の動きを予測することができるようになることがお分かりいただけたかと思います。

しかし、首振りは簡単そうに見えてとても難しいテクニックでもあります。

ぜひこれからは、一流選手たちの首振りに注目しながらサッカー観戦してみてはいかがでしょうか?

最新情報をチェックしよう!